物理・数学の美しい数式をアパレルに!
Lagrangeans Concept
絵画に興味が無くてもピカソの作品は見たことがある…。
音楽に興味が無くてもモーツァルトの曲は聞いたことがある…。
じゃあどうして物理学や数学に興味が無くても、有名な方程式や法則を知っている人は少ないの?!
人類の至宝である天才たちの作品を、知らないままなんてもったいない!
見て、感じて、着て、かっこいい数式たちを!
オイラーの等式
レオンハルト・オイラー(1707~1783年)は数学と物理学で多大な発展をもたらした、人類史上希にみる天才。そんな彼の代表的な作品と言えるのがこのオイラーの等式。自然の姿を表現しようとした場合、煩雑な現象になればそれを表す言葉も煩雑になる傾向にある。ところが、煩雑な自然現象の根幹の部分をオイラーの等式が表してしまっていることが分かった。オイラーの等式を見れば分かる通り、あまりにもシンプルな表現こそが、自然の本来の姿なのだと、科学者たちに自信と希望をもたらした。
オイラー・ラグランジュ方程式
前述のオイラーとジョセフ=ルイ・ラグランジュ(1736〜1813 年)らによって完成された作品。未知の分野で前例も指針も無 く、使える道具も正しいのか分からない状況で、一体どうした らいいのか?って時に、こういう道具を使って、あっちに進め ばいいんじゃないって言ってくれるような方程式。分野をまた いでそれぞれの基礎が、実は背景で同じ形式の構造になってい ることを示し、かつ、その定式化まで成功している人類の至宝 の一つ。この方程式が無ければ、おそらく相対性理論や素粒子 論の発展は無かったであろう。この方程式が人類の進むべき道 を示したと言っても過言ではない。
ディラック方程式
ポール・ディラック(1902~1984年)による作品。量子力学の完成に向けて物理学者の多くが挫折していた特殊相対性理論との整合性の問題を解決した。この方程式から得られる一つの自然の側面として、ディラックは、真空である「無」が、実は無限の粒子に満たされている状態であると主張した。なんという矛盾を?と感じるが、「無」の捉え方として科学的に初めて成功した例と言える。現代では、場の量子論によって物理学者の中では常識になっている考え方。ブッダが紀元前にすでにこれに似た考え「色即是空・空即是色」と言ったのが気になる・・・。